【英検1級二次試験】スピーチに困ったら「サステナブル」と言っておけばなんとかなるかも

英検1級

英検1級二次試験のスピーチで、結論を支持する理由(body)の内容に困ったら”sustainable”という言葉を思い出してください。

ほとんどのトピックで、「これはsustainableな社会に必要なことだから」という理屈が自然に使えるはずです。

この記事を書くちょうど1年前、私は英検1級二次試験にむけて最後の追い込みをしていました。

本番さながらに時間を測り、初めて見る過去問からトピックを選び、スピーチを考え、すぐにスピーチするという実践練習をしました。

すると、何度か繰り返すうちに”sustainable”というキーワードをあらゆるジャンルのトピックで使用できることに気がつきました。

その後、無事に二次試験に合格してから1年ほどが経過しました。

この1年でますます“sustainable” や “SDG” という言葉を耳にしたり見かける機会が増えたように思います。

より良い未来の世界を語る上で共通のキーワードとなっているsustainable

英検1級二次のスピーチでどのように活用できるか考えてみましょう。

そもそも、サステナブルの意味って?

sustainという動詞に、「可能である」という意味をもつ”able”がくっ付いた形容詞が“sustainable”(サステナブル)です。「サステイナボー」のほうが英語の発音に近いです。

もともとの意味は「持続可能な」「持ちこたえられる」で、そこから派生して「環境に優しい」「地球に優しい」という意味でも用いられます。

人間が現在のままの生活をしていては、どんどん人口が増えて食糧が足りなくなってしまう、地球が壊れてしまう、核戦争が起きて人間が滅んでしまう、資源が尽きてエネルギーを使えなくなってしまう

こういった危機や不安を乗り越えるために考えられた指針が”Sustainable Development Goals”です。

SDGsの実態

 テレビのCMなどでよく見かける”SDGs”は、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。

1 貧困をなくそう

2 飢餓をゼロに

3 すべての人に健康と福祉を

4 質の高い教育をみんなに

5 ジェンダー平等を実現しよう

6 安全な水とトイレを世界中に

7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに

8 働きがいも経済成長も

9 産業と技術革新の基盤をつくろう

10 人や国の不平等をなくそう

11 住み続けられるまちづくりを

12 つくる責任 つかう責任

13 気候変動に具体的な対策を

14 海の豊かさを守ろう

15 陸の豊かさもまもろう

16 平和と公正をすべての人に

17 パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsは、単に地球環境が持続可能であることだけでなく、全ての人が幸せに生きられる世界を目標としています。

そのため、差別や格差の問題にも言及されていて、非常に幅広いです。

SDGsと英検1級二次試験の奇跡的なマリアージュ

この17つのゴールを読んで、英検1級二次試験の対策をしている人々はピンとくるはずです。

ほとんど二次試験のトピックと一緒じゃん!

政治、経済、エネルギー問題、人権、医療、環境問題、産業、テクノロジー

メジャーどころの話題が揃っています。

逆に私は二次試験の勉強をしている途中でSDGsの存在を知りました。

国連の公式英語サイトには、それぞれのゴールについて分かり易いまとめ記事が掲載されています。

リンク Take Action for the Sustainable Development Goals

ここに書いてあるデータをいくつか覚えておくと、かなり使えそうです。

例えば、Goal1の”No Poverty”をクリックすると、いきなりこのような文章が現れます。

Globally, the number of people living in extreme poverty declined from 36 per cent in 1990 to 10 per cent in 2015.

(世界全体で、極端な貧困状態で暮らす人々の割合は1996年の36%から2015年の10%に減少している。)

この文章そのまま言えたらめっちゃ印象良さそうです。数字を覚えるのが大変なら「90年代」とか「最近の調査では」といった言葉で誤魔化せばイケます。

「貧困に苦しむ人は減少している」というポジティブな方向にも、「10%もの人が貧困に苦しんでいる」というネガティブな方向でも使えます。

情報ソースが国連なので安心して話せるのも強みです。

さらに、ページ下部のまで読んでいくと、「なぜそれぞれのゴールを達成する必要があるのか」「どのように達成するのか」という議論がされているので、スピーチのネタ作りにとても有用です。

スピーチ内での具体的な使い方

自分の意見を支持する理由の一つとして使う

英検1級二次のスピーチでは、トピックに沿った内容であればとくに指定された型はありません。

しかし、よっぽど英語のスピーチに慣れている人以外は一次試験のWritingと同様の形式でスピーチをするのが良いでしょう。

つまり、「イントロ→自分の結論→それを支持する理由2つか3つ→先ほど述べた理由を要約して最後に結論をもう一度言う」と言うものです。

上記のスピーチの真ん中部分である「理由」の1つとして”sustainable developmentに必要なことだから“ が使えるケースが多いです。

また、sustainableという概念はSDGsに関係なく使えます。つまり、「持続可能なビジネス」「持続可能な人間関係」「持続可能な医療体制」といったトピックでも使えます。

  • サステナブルな社会を目指すために、気候変動問題に対して最優先で取り組むべきだ
  • サステナブルな世界にするために、日本はもっと大きな役割を果たすべきだ
  • サステナブルな社会のために、メンタルヘルスについてもっと真剣に取り組むべきだ
  • サステナブルな社会のために、民主主義を広げるべきだ
  • サステナブルな社会のために、民主主義以外のイデオロジーも認めるべきだ
  • サステナブルな社会のために、教育現場にもっとテクノロジーを取り入れるべきだ
  • サステナブルな社会のために、女性のリーダーシップは必要不可欠だ
  • こういった文章を最初に話し、自分の意見がどのようにサステナブルに関連するかを後に説明すれば一つのパラグラフができます。

    スピーチの導入ネタに使う

    スピーチの冒頭で「私は〜に同意します」とか「私は〜できると思いません」というような、「結論」を言ってしまうと、ややスマートさが足りない気がします。

    結論を伝える前に、トピックの内容がなぜ重要なのかを説明する一文を入れると、「分かっている感じ」「余裕がある感じ」が伝わってカッコイイはずです。

    その一文にsustainableが使えるかもしれません。

    • 絶滅危惧種の保護はサステナブルな社会において重要だ
    • 健全な貿易はサステナブルな発展に必要だ
    • 健康と福祉の充実はSDGsの一つに含まれている

    こういった文章の後に、「こういった背景から、私は~だと考える」といってスピーチの導入を作成できるかもしれません。

    何となく段落の最後に使う

    スピーチの途中で、パラグラフを終えて次に行きたいけど終わらせ方に困ることがあります。

    In this way, we can make sustainable society.

    と最後に言うと、何だかもっともらしい感じになることがあります。

    使う際の注意点

    全ての段落に使うと不自然

    トピック自体に”sustain”というワードが入っているわけでなければ、延々とsustainableをテーマにするのは不自然です。 

    「こいつサステナブルしか言えないな」とバレるので程々にしましょう。

    サステナブルは絶対的な正義なのか?アンチサステナブルへの反論の準備もしておこう

    sustainableというワードがこれほどまでに普及しているのは、「ほぼ」絶対的な正義として社会に浸透しているからです。だからどんな話題にも使えるのです。

    ただし、絶対的な正義というものはこの世に存在しません。

    「なんでサステナブルじゃないといけないの?」という考えもあって当然です。以下にその例を挙げます。

    • 今更環境問題に取り組んだってもう手遅れなんだから、残った人生好きに生きようぜ
    • 未来のことは未来人に任せて、自分達だけの幸せを考えて生きようぜ
    • 地球がダメになったら宇宙に住めばよくね?
    • 地球は50億年後に滅びる予定なのでサステナブルという概念がそもそも無意味

    Q&Aタイムで、試験官からこのように言われた時にきちんと反論できる準備をしておきましょう。

    まとめ

    最近よく耳にする “sustainable”と”SDGs”の意味について、

    英検1級二次試験のスピーチで ”sustainable” というキーワードと使う場合の具体例と注意点について書きました。

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